2008-02-22(Fri)

昔話 『猿とかに』

『猿とかに』

昔あったジー。或とき、猿と蟹こどしてよれゃ餅(寄り合い餅)搗だジー。

ぁついでこぁかまして(かきまわして)だジ。

そしてだうぢに、ぁまぢがって臼のふぢったジ。
臼ぁひっくりぎゃって、餅ぁまがってど一緒に、ゴロゴロど坂ころんで行ったジー。
こぁ、土くるみぁになった餅ひろって丁寧に土ほろって食ってだジー。

そごさ、ころんで行ったぁきて
「がにっこ、がにっこぁ、おべでろ、ひとばかっころばして、わればりして、餅食ってしまって・・・・。ごらへぁで(甲羅を削いで)けるぁ」っておごって山さ行ってしまったジー。
こも、我の家さいったじども、に「ごらはぐ・・・」ってへわれだのぁおっかなくて「シクシク」ど泣いでらジー。

そごさ、卵こぁころころと遊びさ来たジー。
こぁ泣いでらのみで「がにこぁ、がにこぁ、何して泣いでれぁ?」てきだ(聞く)づば、「どうせまだ、山のぁ来で、ごらへぁで行ぐじをやぁ。俺ぁ、それぁおっかなぐって、泣いでらねぇ」て、よれゃ餅ののごど話してきかせだじー。
卵こぁ、「なあに、あんつこど(心配)しねぁだ。俺ぁ、すける(手伝う)しきゃ」て、なぐさめでだジー。

続きは明日です。


金田一で語り継がれている昔話の中に、『猿とかに』があります。
一般的に知られてある話は、蟹の子供が臼、ハチ、くり、牛の糞と一緒に、猿をヤッけるのですが、金田一の話は、卵、針、牛の糞、臼が登場してきます。
話の内容は同じようですが、方言で語ると面白おかしく聞こえてきますね。

注意することがあります。
かには、がに。行ったはえった。泣くは、ねぁぐと言い、発音します。
うまく出来ましたか?
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